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2019.4.4

世の中「合わない人」が増えている?

渡邉 寧 | 株式会社かえる 代表取締役

「合わない人」と検索する人が増えている

「合わない人」と、それでも協働していく知恵」というワークショップを年に1回位実施していて、その関係で先ほどGoogle Trendsを見ていて、あららと思ったこと。

「合わない人」という検索インタレストを2004年からの長期で見ると、先月(2019年3月)が100で、数値は凸凹しながらも2011年から継続して上昇しているんですよね。

検索インタレストなので検索絶対数ではありませんが、先月が100でピークなので、緩やかに上がり続けているということはわかります。

「合わない人」検索増加の背景は?

ここからわかることは「合わない人」と検索する数が増えているということだけなので、社会の中で実際に何が起こっているのかは推測するしかないですね。「合わない人」と言っても何が合わないのかもわかりませんし、どういった人が特に「合わない人」と検索しているのかもわかりません。

仮説は色々あり得ますね。要因は色々考えられると思いますが、2011年位からの継続的な増加傾向というトレンドを見ると、同じく継続的に同一方向へ変化している社会因子の影響(人口と経済環境の変化に起因する職場・学校・コミュニティでの環境変化や、311以降の人々の大きな意識変化に起因する何か。世代の考え方の差、等々)かな、とも思います。

ただちょっと何とも言えません。このあたりの分析は社会学者の方々のお話を聞きたい所。

ところで、人のストレスの大半は家族や職場での人間関係からくるそうで、本当に合わない人が増えているかどうかはともかく、「合わない」と感じる人が増えているとすると、社会的なストレス総量も上がっているのだろうと思います。

この状態は社会としてはあまり好ましくない。

根本的には大規模な社会的解決策でないとどうにもなりませんが、個人としては「合わない」と思う自分の意識と、そう思われる他者の意識に対して何らかの策を取った方が良いと思います。

ちなみに、個人的にMBTIがとても大切で役立つと思っている理由もこのあたりにあります。

著者プロフィール

渡邉 寧YASUSHI WATANABE

慶応義塾大学文学部/政策・メディア研究科卒業後、ソニー株式会社に入社。7年に渡りマーケティングに従事。約3年の英国赴任を経てボストン・コンサルティング・グループに入社。メーカー、公共サービス、金融など、幅広い業界のプロジェクトに4年間従事。2014年に独立し、現在は「人と組織が変わること」に焦点を絞ったコンサルティングに取り組んでいる。プライベートではアシュタンガヨガに取り組み、ヨガインストラクターでもある。 株式会社かえる 代表取締役

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